「ChatGPT×WordPress」初心者がホームページを無料で作ってみた記録
2025年4月24日
0. AIでホームページ作成は本当にできるのか?
「“ホームページくらいAIで作れる”って本当ですか?」
「ChatGPTがあればホームページなんてすぐ作れますよ」
自社サイトが突然表示されなくなり、「これはもう自分で作るしかないか…」と思っていた頃、視聴していたセミナーで「ChatGPTがあればホームページなんてすぐ作れますよ」と講師が言っていたのを思い出しました。
当時聞いたのは、AIの活用法についてのセミナーで、ホームページの話はほんの“おまけ”のような扱い。
講師は軽い調子で、「コードだってChatGPTに書かせれば一瞬です」と言うようなことを言っていたと思います。
――それなら、私にもできるかもしれない。
その時の私は、講師の言葉を鵜呑みにし、勢いでホームページ作成に取り掛かりました……
が、現実は、甘くなかった。
ホームページを作るうえでの、イメージはなんとなくあったので、コンテンツやビジュアルはCanvaを使って作ることができました。
あとはCanvaで作った画像を縦に並べて、文字を入れたら簡単なホームページは作れるだろう…
そう思っていましたが、とにかくやり方がわからない。
「……できないじゃん!!!」
思わず口に出たこの一言、忘れられません。
けれど、今、当社のホームページは(とりあえずは)見れるようになっています。
「AIを使えば作ってもらえる」と思っていた意識を、「AIと一緒に考えて進めていく」に切り替えられたからこそ、ここまで来られたのかもしれません。
これは、“AIに丸投げして失敗した私”が、“AIを相談相手として使うことで前に進めた記録”です。
同じように「できるって言ってたのに、全然できないじゃん」とつまずいた人に、届きますように…
1. WordPress初心者がサイト制作に挑戦した実録
スタート地点:真っ白な画面とゼロ知識
ホームページが表示されなくなったとき、最初に頭に浮かんだのは
「見なかったことにしたい」でした。
なぜかというと――
「うち、誰も管理できる人いないんだもん……」
完全に真っ白なページを前に、最初はそっとブラウザを閉じましたが、これはもう、新しいホームページを自分でどうにか作るしかないと腹をくくるしかありませんでした。
とはいえ、Webの知識はゼロ、WordPressも簡単な使い方しかわからない。
HTMLやCSS?聞いたことはあるけど、自分で触ったことは一度もない状態でした。
私の中にあったのは、なんとなくの完成イメージのみ。
こんな感じのトップページにしたいな、コンテンツは、チラシにある項目でよいか…
ビジュアルは、Canvaである程度作れたし、参考にしたいサイトのスクショも保存していました。
でもそれを、どうやって「ちゃんとしたホームページ」として落とし込んでいけばいいんだ?
私にはまったくわかりませんでした。
知識ゼロの状態で、誰にも頼れないまま。
それでも「やるしかない」と思って、まずはWordPressをインストールしてみることにしたんです。
2. ChatGPTと進める!ホームページ構築のリアルな第一歩
とにかく聞いてみる:チャットGPTと一緒に模索開始
「このツールを使えば、簡単にホームページが作れますよ」
そんな言葉を信じて、いくつものツールに手を出してきました。
WordPressは使ったことがあるし、会社にもマニュアルはある。
でも、いざイチから作るとなると、途中で挫折。
Canvaで見た目だけ作ってみたけど、独自ドメインを使うには有料プランが必要だった。
Googleサイトに挑戦してみても、思ったようなデザインにならず萎えてしまう。
どれも「簡単」と言われていたはずなのに、結局うまくいかない。
そこで思い出したのが、「ChatGPTを使えばホームページも作れますよ」というセミナー講師の言葉。
これは…もう、頼るしかない!!
私はチャットで自分の状況を説明しました。
「初心者です。コードは書けません。こんなイメージのページを作りたいです」――
PDFでデザイン見本も送り、「これを実現できるコードを作ってください!」と、丸投げしたんです。
……でも、うまくいきませんでした。
出力されたコードをコピーして、言われたとおりに貼っても、画面に映ったのは「なにこれ?」って感じのページ。

イメージとはかけ離れすぎていて、正直、絶望しました。
4度目のあきらめモードに陥りましたが、どうにかこうにか作れないかな?と思ってもう一度チャレンジ。
次の方法では、発想を変えていきました。
操作は自分で行うことを前提として、「どうやって作ればいいのか」をマケ丸(ChatGPT)に相談してみました。
そこでElementorというプラグインを提案されたので、試してみることにして、操作方法がわからなければ、都度チャットで聞く。
ネットで見つけた記事のやり方が良さそうなら、それをChatGPTに見せて「これ使えそう?」と聞いてみる。
そんなやり取りを重ねながら、一度はあきらめたツールでも、やり方を変えることでちゃんと完成に近づいていったんです。
結果的に、自分が思い描いていたイメージに近いページを作ることができました。

↑どうでしょう?今はかなり近い状態になってると思ってます。
「AIに丸投げでは作れない(個人的感想)、でも、作れないわけじゃない」
今はそんな風に思っています。
3. 無料プランの限界と、それでも進めた方法
無料だと、できないこともある
結局、無料でいい感じのホームページって作れるの?という疑問は作成前から頭にありました。
(多くの人が思っているのでは?)
知識がある人が作れば無料の内でも、いい感じのホームページが作れるだろうけど、素人でも作りたいんだ!!
私は常に頭に「無料」という言葉を浮かべながら取り組んできました。
ChatGPTも、Elementorも、ありがたいことに無料で使えます。
でも、その“無料”には、ちゃんと限界がありました。
たとえば、Elementor。
ページの見た目はかなり自由にいじれますが、ヘッダーやフッターを作ろうとすると「有料版が必要です」の文字が出てきます。
じゃあ、それを無料で作るにはどうすればいいのか?
また別のプラグインを入れる必要があって、それを調べて、使ってみて、という試行錯誤の時間が必要でした。
そしてもうひとつ、大きかったのがChatGPT(無料版)とのやりとりの難しさでした。
「このツールって無料ですか?」「具体的にはどこで設定するんですか?」みたいな確認をしたくても、チャットの制限に引っかかって、やり取りが続くと制限がかかる。
ツールがどこにあるか分からず場所を聞きたいが、自分の表示画面が伝わらない!
(スクショを送れば教えてもらえるが、無料だとごく少量しか送れない…)
また、「こんなツールがありますよ」と提案されたツールが、有料かどうかも分からない。
(何度無料の範囲でやりたいと言ってもChatGPTが忘れてしまう…)
そのうち、「もう一気に作ってしまうのは無理だな」と気づいて、
少しずつ、業務の合間に作業しながら、小出しに相談するスタイルだったり、
提案されたことは検索して、自分なりに噛み砕いて理解するスタイルに変えていきました。
ChatGPTは、丸投げして一気に頼る相手ではなかったけど、“今の状況に合わせた提案”を引き出すには、すごく頼りになる存在でした。
「無料のままで、どこまでいけるか」を考えながら、工夫して進める。
わからないことは調べて、相談して、確認して——その繰り返しの中で、自分の「調べ方」や「質問の仕方」も、ちょっとずつ鍛えられていった気がします。
完璧じゃなくても、無料のままでやってみる方法はたくさんありました。
いきなり正解はたどり着かなくても、少しずつ形になっていく。
試して、つまずいて、考えてみて——そのうち、自分なりのやり方が見えてくる。
正直、マケ丸(ChatGPT)に丸投げしてた頃はうまくいかなかった。
でも、マケ丸(ChatGPT)が一緒にいてくれたからこそ、私はホームページを作ることができました。
一人じゃ絶対、ここまで進めなかったと思います。
4. “それっぽい”ページが完成した瞬間のリアル
初心者がホームページを作りながら「おぉ〜!」ってなった瞬間
最初は、「とりあえず見られるページになればいいや」と思いながら、
手探りで一つひとつ作っていました。
どこから作るかなんてこともよく分からないので、とりあえず上から表示される順番にコンテンツを作っていこうと思い、最初に手をつけたのはヘッダー部分。
とりあえず完成して、いざプレビューを押してみても、表示されるのは細長いヘッダーだけ。
正直、「これで何が完成なの…?」という気持ちのままでした。
ところが、そのあと。
トップページの“顔”ともいえるメインビジュアル画像を設置して、もう一度プレビューを押してみた瞬間、画面に表示されたものを見て——
「あ、これ……それっぽい!!!」
そこには、ちゃんとヘッダーがあり、その下にドンと画像が配置されていて、ひと目で「これはホームページだ」と思える画面がありました。
自分で手を動かして作ってきたものが、ひとつの“形”として目に見えた瞬間。
完成度は決して高くないけれど、それでも確かに、達成感がありました。
少しずつ整っていくレイアウト。
マケ丸(ChatGPT)と相談しながら直したコピーや、試行錯誤して作ったリンク。
完璧とは程遠くても、「AIに丸投げしてできた」じゃなくて、「AIと一緒に作った」という実感が、そこにはありました。
そして作っているうちに気づいたことがあります。
ホームページを作りたい人には、おそらく大きく2タイプいるんじゃないかと。
- ① イメージは明確にあるけど、それをWebで表現できない人
- ② 何も決まっていないけど、とにかく作りたい人
ホームページを作り始めた当時私は、①のタイプでした。
イメージとしては描けるけれど、それをどうWebに落とし込めばいいのかが分からない。
だからこそ、AIに手伝ってもらうことで「なんとかなるかもしれない」と思えたんです。
そして今の私は、②の「何を作ればいいか分からない迷子モード」に突入中(笑)
でも、そんな状態でもマケ丸(ChatGPT)に「どんなコンテンツがあったらいい?」と相談しながら、
少しずつでも前に進めることが分かってきました。
(このブログを作ったのもその一環です)
つまり、①の人でも②の人でも——
“AIと一緒なら、ちゃんと形になる”ということは、私自身が証明できたと思っています。
5. タイプ別に見る!ChatGPTで進めるホームページ制作術
イメージがある人・何も分からない人、どっちでも大丈夫!
4章でも少し触れましたが、ホームページを作ろうとする人には、大きく2つのタイプがあるんじゃないかと感じています。
- イメージはあるけれど、それをどう形にすればいいか分からない人
- 何を作ればいいかも分からない、という“まっさら”な状態の人
私自身、どちらの状態も経験したように思いますが、その中で「こう進めたらやりやすかったかも」という流れが少しずつ見えた気がするので、そんな自分の体験を表にまとめてみました。
どれも“うまくやる方法”というよりは、“こんな進め方もあるよ”という一例ですが、
同じように迷っている方のヒントになればうれしいです。
タイプ | 🧠①「構成はあるけど作れない人」 | 🤔②「何を載せたらいいか分からない人」 |
状態 | ・頭の中にイメージがある ・参考資料がある ・でも“再現方法”が分からない | ・とにかくホームページは必要 ・でも何から手をつけていいか全く分からない ・操作方法も内容も真っ白 |
ステップ1 | 「こうしたいんだけど…」とAIに伝えてみる → イメージを“再現する手段”を一緒に考える | 「何も分からないけど、サイト作りたい」とそのままAIに伝える → AIに聞かれた「目的は?」「誰向け?」の問いから考え始める |
ステップ2 | 必要なツール(Elementorなど)や設定方法を教えてもらう → 該当機能をピンポイントで調べていく | AIと一緒に「必要そうなコンテンツ」を洗い出していく → 優先度が高そうな要素から試してみる |
ステップ3 | 実際に自分で配置・操作をして、見た目を調整 → 「ここどうする?」はその都度AIに確認 | まずは1ページ作ってみる → 実際に形にすることで全体像がつかめてくる |
ひとこと | 「作りたいものがあるのに作れない」人は、AIに“分解してもらう”のがカギ! | 「作り方も内容も分からない」人は、“分からないまま相談”がスタート地点! |
6. AIがいれば、できる気がする。無料でもここまでできた
「AIだけで全部作れるわけじゃない。でも、AIがいれば“やれる気”になる」
「ChatGPTがあれば、ホームページなんてすぐ作れますよ」
最初はそんな言葉にちょっと期待していました。
実際にやってみて分かったのは、無料で使えるChatGPTの機能だけでは、そんなことはできないということでした。
それでも、自分でいろいろ調べて、マケ丸に聞いて、試してみて——
気づいたら、“とりあえず形になってる”というところまでたどり着けました。
このブログも、その流れの中で生まれたものです。
無料だからこそ、たくさん手間もかかるし、あちこちつまずきます。
でも、あれこれ試して、調べて、聞いて……
とにかく、ちょっとずつでも動き続けたことで、なんとか形になったという感じです。
当時の私と同じように、無料の範囲で頑張っている人に、
この記録が、少しでもヒントになればうれしいです。
(追記)
ホームページ完成後、ブログを作る作業を始めた時に、ChatGPTを有料プランに切り替えたところ、爆速で作業スピードが上がったと感じました😂
課金してもできないこともあるから、AIとの役割分担は大切だぞ!